GTCの最注目カード

2013年1月24日デッキ考察コメント (4)

ゲートクラッシュはしょっぱいとか構築レベルのカードが少ないとか、世間の評判はあまりよろしくないけど、個人的には多色なりのカードパワーがあってかつぶっ壊れたカードの無いバランスのとれたいいエキスパンションだと思うんだよね。

そんなゲートクラッシュの中で、特に注目しているカードがある。

それはドリム・ラーデでもオブゼダードでもダスクマントルの予見者でもなく、シミックのアンコモンのこのカード！

神出鬼没の混成体/Elusive Krasis 　(１)(緑)(青)
クリーチャー ― 魚(Fish)・ミュータント(Mutant)　GTC, アンコモン

神出鬼没の混成体はブロックされない。

進化（いずれかのクリーチャー１体があなたのコントロール下で戦場に出るたび、そのクリーチャーのパワーかタフネスがこのクリーチャーよりも大きい場合、このクリーチャーの上に+1/+1カウンターを１個置く。）

0/4

リミテ用クリーチャーとあなどるなかれ、このカードは今までにない画期的なカードだ！
これまでの「ブロックされない」能力持ちの中軽量クリーチャーは1/1や2/2、3/1など総じてタフネスが低く、「ブロックはされないけどブロックでは弱い」クリーチャーだった。
しかしコイツは素で3マナ0/4、無強化でも不死した絡み根の霊や賛美した悪名の騎士を止められるサイズ。さらに1回進化するだけでも1/5という、ロクソドンの強打者すらキャッチできるサイズになる。
素ではパワー0なので通常は進化を数回誘発させないとクロックにはならないが、今は環境に怨恨、賛美、結魂と永続的な強化手段が豊富でパワーの低さを補うことが用意なため、「ブロックされない」「タフネスが高い」という二つの長所をフル活用できるのだ！

それらの長所を生かすために、早速デッキを組んでみた。

デッキ名：シミックアグロ(仮)

土地 (24)
9 : 森/Forest
2 : 島/Island
3 : 戦の大聖堂/Cathedral of War
4 : 繁殖池/Breeding Pool
1 : 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
1 : 蒸気孔/Steam Vents
4 : 内陸の湾港/Hinterland Harbor
クリーチャー (23)
4 : 東屋のエルフ/Arbor Elf
4 : 絡み根の霊/Strangleroot Geist
4 : 神出鬼没の混成体/Elusive Krasis
4 : ウルフィーの報復者/Wolfir Avenger
4 : 死橋の大巨虫/Deadbridge Goliath
3 : ウルフィーの銀心/Wolfir Silverheart
その他 (13)
4 : 豊かな成長/Abundant Growth
3 : 怨恨/Rancor
4 : シミックの魔除け/Simic Charm
2 : 原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter
サイドボード (15)
3 : 墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage
3 : 帰化/Naturalize
3 : 否認/Negate
3 : シミックの魔鍵/Simic Keyrune
3 : 夜明けのレインジャー/Daybreak Ranger

緑単タッチ青、さらにサイドの夜明けのレインジャー用に赤マナを少々。
「ブロックされない」を生かすべく、怨恨、戦の大聖堂、ウルフィーの銀心(結魂)、死橋の大巨虫(活用)と単体強化てんこ盛り。
混成体の弱点であるバウンスはシミックの魔除けでカバー。
全体除去後などで息切れして進化が誘発させられないときでも、怨恨、戦の大聖堂で常にパワーを上げられるようにした。
サイド後は除去コンにはシミックの魔除けでチクチク殴り、ビートダウンは夜明けのレインジャーで封殺する。

他にも、破壊のオーガや銀刃の聖騎士で二段攻撃を与えて瞬殺する、というのも爆発力があって面白そうだ。

「ブロックされない」、夢が広がる能力だなぁ～