【マジックを教える会】

先週土曜日はマジックを教える会をやってきた。
今回教えた生徒Aは昔遊戯王を兄弟につきあってほんのちょっとだけやっていたそうなので、ターンとかライフとか戦闘とか、TCGの共通概念はわかっている。がしかしマジックの知識はゼロからのスタート。
順序は前回書いたとおり、ゲームの目的と流れの説明→カードの見方とカードタイプごとの使い方の説明(PWだけは後回し)→ターン構成の説明、という感じ。ここまで教えて、手持ちのデッキ(白信心)をまず一人回しして見せ、その後ライブラリーを二つに分けてお互いに手札を公開しながらゲームを実践させてみる。他言語が混ざってたから、説明に苦労した・・・。
で、なんとなくゲームができるようになったら、オリジン3パック渡して30枚デッキを作らせる。対戦用に自分も同じようにデッキを組みながら、構築のアドバイス。土地配分だけはいきなりは無理だから、理屈を教えつつ先生がやってあげて完成。生徒Aはクリーチャーのサイズが気に入り緑単タッチ城塞の主、先生は貧弱すぎるプールに涙しながら白黒。一試合やってボコボコにされたので、すぐにデッキを組みかえる生徒A。アクロスの兵長2と焦熱の衝動2のプールの強さに気づき、赤緑にチェンジ。いい動きはするんだけど、先生にはなかなか勝てなかった。そこでもう1パック渡してマジックリーグ方式でデッキを強化させる。最後の一試合も先生が勝って、今日の授業は終了。

色の特徴やコストパフォーマンスの良し悪し、アドバンテージの概念についてもおぼろげに理解してくれて、初めてにしては上出来。
しかし一つ問題が。さかいやに開店直後に入って授業をスタートし、閉店までかかってしまった!!!
何故そんなに時間がかかったかというと、生徒Aの長考。構築に時間がかかるのは仕方がないとしても、ゲーム中1ターンに20分以上考え込むこともザラにあった。「アドバイスしてあげるから手札見してみ?」と手を差し伸べても、「いや、自分で考えて勝ちたいから頑張る!」とあくまで自力にこだわり考え込む。聞けば生徒Aはクロスワードや数独のようなじっくり考え込むタイプのパズルが好きなようで、マジックでも試合中長考するのが結構楽しいらしい。初めてということもあり咎めずに好きなだけ考えさせてあげたけど一応「公式戦では2ゲーム先取で1ラウンド50分の制限時間あっからねー」とは教えておいた。
今のところまで先生としかやる機会がないので大丈夫だけど、いずれプレリなどに出るようになったときに問題だなぁ。
プレイスピードを標準レベルまであげるために、単に練習するだけじゃなく思考を簡略化して短縮するためのアドバイスを次回はしてあげたいね。

【来期のセレズニア】

先週あたりから戦乱のゼンディガーのスポイラーが本格的に出始めたね。スポイラーをまとめているほとんどのサイトが職場ネットではブロックされてしまうので、この時期はフラストレーション溜まる。
ローテーション、ということはついに・・・・・ティレルちゃんが落ちる!!
まあこの日が来ることはわかっていたけど、やっぱり寂しいなぁ。今回のペスは本当に強かった、6マナというビートダウンにとってハンパない重さだったけど、無理無理突っ込んだら大活躍してくれたよ。初代ペスはモダンとレガシーでフォーエバー使っていくが、スタンでは今月でいったんお別れ、お疲れ様でした。

次の環境でもどの環境でも、基本的にはセレズニア、可能ならば青をタッチしてバントカラーのデッキを組むという方針だけど、今回のローテでセレズニアが失うものはかなり多い。
そこでデッキの核となるクリーチャー・プレインズウォーカーについて、現状のセレズニアアグロ・ミッドレンジの中でローテ後に残るパーツと失うパーツをまとめてみた。
〔残るもの〕
搭載歩行機械
始まりの木の管理人
アクロスの英雄、キテオン
族樹の精霊、アナフェンザ
毅然さの化身
爪鳴らしの神秘家
葉光らせ
棲み家の防御者
死霧の猛禽
巨森の予見者、ニッサ
失われた業の巫師
マナ喰らいのハイドラ
狩猟の統率者、スーラク
風つがいのロック
囁きの森の精霊
森林の怒声吠え
龍王ドロモカ
ガイアの復讐者
精霊龍、ウギン
〔失うもの〕
エルフの神秘家
陽刃のエルフ
霧裂きのハイドラ
サテュロスの道探し
旅するサテュロス
森の女人像
羊毛鬣のライオン
オレスコスの王、ブリマーズ
クルフィックスの狩猟者
加護のサテュロス
スズメバチの巣
放浪の吟遊詩人、イーサーン
世界を喰らう者、ポルクラノス
狩猟の神、ナイレア
高木の巨人
テーロスの魂
不動のアジャニ
世界を目覚めさせる者、ニッサ
英雄の導師、アジャニ
太陽の勇者、エルズペス

改めて並べてみると、失うものはセレズニアの主力クラスのオンパレード!テーロスブロックのカードは強かったなぁと実感。抜けた穴の大きい順に考えていくと・・・

1.マナクリーチャー(エルフの神秘家、森の女人像)
まずエルフの神秘家が再録されなかったので、緑の1マナマナクリーチャーはこのままでは消滅。2ターン目3マナというブン回りは過去のものになってしまうのか。さらに森の女人像が落ちることで、白マナを供給できるマナクリーチャーもいなくなる。残るのは葉光らせと爪鳴らしの神秘家でどちらも2マナ2/1と攻撃的なサイズではあるが死にやすく、しかも白は出ないので色マナ基盤の安定には貢献しない。これからは白ダブルシンボルの低マナカードは使いにくくなるだろう。

2.プレインズウォーカー(アジャニ、ニッサ、エルズペス)
両面プレインズウォーカーはいるものの実質クリーチャー扱い。最初からプレインズウォーカーであり色が合うカードはウギンだけになってしまった。スポイラー情報で4マナの同盟者支援ギデオンが出るとのことだから、失った中堅PWの穴を埋めてくれるか。

3.2~4マナクリーチャー(羊毛鬣のライオン、ブリマーズ、クルフィックスの狩猟者、加護のサテュロス、ポルクラノス)
デッキの主力とも言うべきパワーカードがゴッソリ落ちる。2マナ域は搭載歩行機械、始まりの木の管理人(能力起動後)、3マナ域は猛禽、棲み家の防御者(変異)、ニッサがいるからまだいいとして、4マナ域はスーラクしかいなくなってしまう。しかもマナレシオの高い((パワー+タフネス)/マナコストx2が1より大きい)クリーチャーが減ってしまうので、スーラクの強みである出たターンに圧倒達成して速攻を持つ、というのがやりにくくなってしまう。

こんなところだろうか。極楽鳥のスタン落ち以来、緑のマナクリーチャーは年々弱体化するよう調整されていっているので、BFZ(戦乱のゼンディカー)で強力な1~2マナマナクリーチャーが収録されるとは考えにくい。となると、従来のようなマナクリーチャーから高マナレシオのアタッカーを叩きつけていく戦術は取れないのかなと思う。
現状のセレズニアカラーのデッキの中では、緑白硬化した鱗のキーパーツがほとんど残るので、これをアップデートするのが新環境で一番簡単なデッキ構築かな。同盟者が再登場するので硬化した鱗に組み込めるかとも考えたけど、スポイラーを見る限り今回の同盟者は+1/+1カウンターを使わないただの誘発型能力だけのようなので断念。
緑白ビッグマナみたいなのももしかしたら組めるかもしれない。旧ゼンディカーブロックでは前兆の壁と草茂る胸壁でマナ加速するエルドラージランプ、なんていう面白いデッキが組めた。昔の召喚の罠と似た効果の書かれざるものの視認が使えるので、ニッサ、ニッサの巡礼、爆発的植生、で加速しつつ場を対立の終結で流して、視認から例の新ウラモグを出すようなデッキなんかいけるかもね。
白ウィニーに近い形にして、集合した中隊で一気に展開するデッキも組めるかも。ただし小物を横に並べてもサイズ負けすることも多々あるので、栄光の頌歌系のカードの再録は必須。ヘリオッドの槍もヘリオッドの指図も凱旋の間も落ちてしまうからなぁ。同盟者を組むことができれば、誘発型能力がサイズアップの無さを補ってくれるかもしれない。


コメント

タムー
2015年9月5日1:04

次回は私かこつ参加で対戦させて(サンドバッグ)、バさんA氏のスタンドになると早いかも

バントの人
2015年9月5日10:38

いやーA氏はあくまで自分で考え抜きたいらしく、手札見せてアドバイスとかはされたくないらしい。難儀だ…

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