使えそうで使えないと評判の、FBデイジャこと神聖なる報い。

Divine Reckoning / 神聖なる報い (2)(白)(白)
ソーサリー
各プレイヤーは、自分がコントロールするクリーチャーを1体選ぶ。残りを破壊する。
フラッシュバック(5)(白)(白)(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)


単なる不完全なデイジャなのか、あるいはデイジャ以上の有効性を秘めているのか、未だに評価が定まらないためMTGwikiのページも真っ白。

そこで今日は、神聖なる報いが強そうに錯覚するデッキを、考えてみる。

まず書いてあることを要約すると、「これを撃つと相手と自分がクリーチャーを一体ずつコントロールしている状態になる」ってことだね。例えば相手の中堅アタッカーとこちらのフィニッシャー、例えば太陽のタイタンが残れば、そのまま押し切れちゃいそうだよね。
でもそれだったら、先にデイジャで一掃した後にタイタンをポンと出せば済む話だから、この使い方を軸にするのはナンセンス。

自然な流れの中で神聖なる報いより先に出せそうなマナコストで、かつフィニッシャーが務まるスペックのクリーチャーとの組み合わせるのが最良。

すると候補になりそうなのが一人・・・・
Hero of Bladehold / 刃砦の英雄 (2)(白)(白)
クリーチャー — 人間(Human) 騎士(Knight)
喊声(このクリーチャーが攻撃するたび、他の各攻撃クリーチャーはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。)
刃砦の英雄が攻撃するたび、タップ状態で攻撃している白の1/1の兵士(Soldier)クリーチャー・トークンを2体、戦場に出す。

3/4

お馴染白英雄。
神聖なる報いとのシナジーは結構強力で、雑多なブロッカーを排除した上で近いマナ域のクリーチャーと殴り合いになれば、トークンをブチ撒き続けるので盤面を圧倒できる。尻でっかち(タフネスの方がデカイ)の弱点であるダブルブロックをされないのも大きい。

と、いうのを4ターン目くらいにできればそのまま勝てるだろうけど、相手に英雄よりデカイクリーチャーがいたり、接死持ちがいて殴りづらい場合は?
残ったブロッカーに除去を撃てばいい話だけど、同一ターンに除去を撃つにためには結構なマナがかかるし、次のターンまで待っていてはテンポが悪い。

そこで使えそうなのがこれ。
Tumble Magnet / 転倒の磁石 (3)
アーティファクト
転倒の磁石は、その上に蓄積(charge)カウンターが3個置かれた状態で戦場に出る。
(T),転倒の磁石から蓄積カウンターを1個取り除く:アーティファクト1つかクリーチャー1体を対象とし、それをタップする。

青黒テゼレットですっかりトーナメントカードの一員として定着した、ずっこけマグネット。
このカードの強いところは、先置きしておいて毎ターン一番強いクリーチャーを無力化できるという点。
逆に均質な小型クリーチャーを展開する高速ビートダウンにはイマイチ効きづらいが、この長所と短所が神聖なる報いと見事に噛み合っていると、言えるんじゃないかい。

とは言えここまでやるには計3枚を揃えないといけないので、仮に4枚ずつ入れたとしても4,5ターン目までに狙って集めるのは難しい。それよりは個々のパーツを単品で生かせるボードコントロールデッキに入れるのがしっくりくる。

で、こんなのを組んでみた。
白タッチ緑コントロール
「ゲッターデメルンク」

4ヴィリジアンの密使
3刃の接合者
1シルヴォクの模造品
3刃砦の英雄
3太陽のタイタン
4不屈の自然
3迫撃鞘
2忘却の輪
2転倒の磁石
3審判の日
2神聖なる報い
2情け知らずのガラク/ヴェールの呪いのガラク
2ギデオン・ジュラ
4陽花弁の木立ち
4剃刀境の茂み
2幽霊街
1ガヴォニーの居住区
8平地
7森

基本はマナ加速から全除去で流してタイタンかPWで盤面を制圧する単純なコントロールなんだけど、そこに色んなシナジーをブチ込んでみた。
その中でも
Mortarpod / 迫撃鞘 (2)
アーティファクト — 装備品(Equipment)
生体武器(この装備品(Equipment)が戦場に出たとき、黒の0/0の細菌(Germ)クリーチャー・トークンを1体戦場に出し、その後これをそれにつける。)
装備しているクリーチャーは+0/+1の修整を受けるとともに「このクリーチャーを生け贄に捧げる:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。このクリーチャーはそれに1点のダメージを与える。」を持つ。
装備(2)

これがキーカード。

今の環境はマナクリーチャー、渋面の溶岩使い、スリス吸血鬼、各種狼男などタフネス1のクリーチャーが溢れているので、序盤はそれらを除去することでテンポを削ぐことができる。
さらにヴィリジアンの密使のPIGをトリガーしたり、呪いガラクのトークンで接死砲台を作ったりと多彩な動きを見せてくれる。装備品としても地味にタフネスが+1上がるので、状況によっては刃砦やタイタンに装備させれば、相打ちを恐れずに殴りに行けることもある。

他にも迫撃鞘+刃の接合者+太陽のタイタンで3/3ゴーレム量産、転倒の磁石+ギデオン・ジュラで無条件破壊、というプチコンボも搭載。
転倒の磁石も迫撃鞘も軽くて小回りの効くので、序盤を捌きつつ長引いたら様々なシナジーを発揮する、という二通りの使い方ができる。

ボードコントロールはパーミッション系のコントロールに対しては不利がつきがちだけど、今のようなビートダウン全盛の時期なら結構活躍できるはず!!報いで流して英雄パンチでグッドゲーム!!

ということで、誰かこの3分で考えたクソデッキを完成させてくだしあ^q^

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